アレスエルピーダ（2021年生、母アンドモアアゲイン）

アレスエルピーダ（2021年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部、ギリシャ神話の神の名+希望(ギリシャ語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のサトノアレス（当時7歳）と交配したアンドモアアゲインが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は松田牧場。主な勝ち鞍は2024年の馬い!シリーズ250回記念(一般C2六七)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって330万円で落札された。

和田雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

10月14日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー新潟（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた2戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた3戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

3歳（2024年）

1月14日、中8週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

2月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

3月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

5月19日、中8週で迎えた8戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

6月8日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

7月31日、中7週で迎えた10戦目は、3歳戦のフォーチュネイトひまわり特別（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったミライヘノシンゲキに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月31日、中3週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り小雨/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

10月31日、中8週で迎えた12戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、馬い!シリーズ250回記念（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のシントーキズナに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月25日、中3週で迎えた13戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、犬吠埼賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロジドレフォンに8馬身の差をつけて2勝目をマークした。

12月19日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1五六（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、不撓の闘志で渋太く粘り続けて、最後は2着のウインユアソングに1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2025年）

2月15日、中7週で迎えた15戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた16戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。