カシノネメシス（2018年生、母カシノエスケイプ）

カシノネメシス（2018年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ギリシャ神話に出てくる女神」。毛色は鹿毛。種牡馬のスクワートルスクワート（当時20歳）と交配したカシノエスケイプが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は柏木務。主な勝ち鞍は2021年の3歳。

経歴

デビュー前

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

8月16日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

8月22日、連闘で迎えた2戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

8月29日、連闘で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

3歳（2021年）

1月26日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた4戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のミヤマキリシマ特別（佐賀ダート1400m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

1月31日、連闘で迎えた5戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた6戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマルシャに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月7日、連闘で迎えた7戦目は、3歳戦の陽炎賞（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた8戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のパワーインパクトに6馬身の差をつけて制した。

4月2日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の肥前特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の鳥来月賞（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

7月20日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、えびの特別（佐賀ダート1400m 晴/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は竹吉徹騎手（3戦1勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた12戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のうまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた13戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のSAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

10月9日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のハワイアンブリーズに4馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

10月24日、中1週で迎えた16戦目は、このあとSAGAリベンジャーズ生配信!（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシゲルカミナリに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月6日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、パッションアイコに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月20日、中1週で迎えた18戦目は、いちょう賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飛田愛斗騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のラインリブラに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月4日、中1週で迎えた19戦目は、椿賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で飛田愛斗騎手（6戦3勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

12月25日、中2週で迎えた20戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で飛田愛斗騎手（7戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

4歳（2022年）

2月13日、中6週で迎えた21戦目は、本日SAGAリベンジャーズ配信日!（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で飛田愛斗騎手（8戦3勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた22戦目は、本日SAGAリベンジャーズ配信日!（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で飛田愛斗騎手（9戦3勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた23戦目は、うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で飛田愛斗騎手（10戦3勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて7着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた24戦目は、SAGAジョッキーズグランプリ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で飛田愛斗騎手（11戦3勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

4月4日、連闘で迎えた25戦目は、中山蓮王騎手を鞍上に迎えて、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた26戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中山蓮王騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた27戦目は、佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で中山蓮王騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた28戦目は、うまかつジョッキーズカップ（佐賀ダート1300m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で中山蓮王騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた29戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で中山蓮王騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた30戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で中山蓮王騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた31戦目は、ヒラヤマン来場記念（佐賀ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で中山蓮王騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた32戦目は、佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1300m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で中山蓮王騎手（7戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた33戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR佐賀第2戦（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた34戦目は、三方よし賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は中山蓮王騎手（8戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は川島拓騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は中山蓮王騎手（9戦0勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では速い脚を使えず3着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた37戦目は、霜降特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中山蓮王騎手（10戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた38戦目は、アンドロメダ座特選（佐賀ダート1300m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で中山蓮王騎手（11戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた39戦目は、うお座特選（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（12戦3勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた40戦目は、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（13戦3勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。