ベルスール（2016年生、母フレンチビキニ）

ベルスール（2016年3月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「美人姉妹（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時19歳）と交配したフレンチビキニが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2018年のファンタジーステークス(牝G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

8月5日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は434kg。17頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のユナカイトに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月3日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったダノンファンタジーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

12月9日、中4週で迎えた3戦目は、B.アヴドゥラ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり17着に敗れた。

3歳（2019年）

11月3日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの醍醐特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

4歳（2020年）

5月23日、約6か月半の休み明けで迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に敗れた。

7月4日、中5週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの芦屋川特別（阪神芝1200m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

11月8日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの西郷特別（福島ダート1150m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後はタレてしまい16着に終わった。

2020年11月11日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。