プランシングエアー（2000年生、母ビントアルファーラ）
Prancing Air
2000.05.12
プランシングエアー（2000年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「飛び回る＋空気」。毛色は鹿毛。種牡馬のウォーニング（当時15歳）と交配したビントアルファーラが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は的場牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方43戦12勝2着11回。主な勝ち鞍は2006年のベストテンジョッキーズカップ(C1)。
経歴
デビュー前
1歳のとき、的場牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,585.5万円で落札された。
佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2003年）
8月3日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。17頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。
8月24日、中2週で迎えた2戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。
9月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップ メロン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。
10月5日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は植野貴也騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。
11月29日、中7週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた5戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。
4歳（2004年）
1月3日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、一般F9（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のシーライアントをアタマ差制して初勝利を挙げた。
1月11日、連闘で迎えた7戦目は、一般F3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったウォーターペッパーから1馬身差の2着に敗北した。
2月29日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、がんばる高知競馬激励特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のトサノブラボーに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。
3月21日、中2週で迎えた9戦目は、春惜月特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は花本正三騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルスクイーズをクビ差制して勝利を手に入れた。
4月3日、中1週で迎えた10戦目は、エイプリル特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（4戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったフィールドアリーバから3/4馬身差の2着となった。
4月17日、中1週で迎えた11戦目は、西山裕貴騎手を鞍上に迎えて、十和村こいのぼり四万十川渡し特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。
5月2日、中1週で迎えた12戦目は、大方町シーサイドはだしマラソン特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西山裕貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のカナハラウイニングに1馬身の差をつけて4勝目を手にした。
5月16日、中1週で迎えた13戦目は、一般E2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西山裕貴騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のハナノクビカザリをハナ差制して雨下の混戦を制した。
5月30日、中1週で迎えた14戦目は、中土佐特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で西山裕貴騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。
6月20日、中2週で迎えた15戦目は、武内蒼空くん祝1歳特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で西山裕貴騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。
7月4日、中1週で迎えた16戦目は、12周年記念元気な西森美江特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で西山裕貴騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。
7月18日、中1週で迎えた17戦目は、入道雲特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は花本正三騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったレイクプリンセスから3/4馬身差の2着となった。
8月8日、中2週で迎えた18戦目は、高知競馬場で「そのまま～」と叫ぶ特別（高知ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。
8月22日、中1週で迎えた19戦目は、蝉しぐれ特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったノーザンウェーから3馬身差の2着となった。
9月25日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、昭ちゃん還暦祝特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で花本正三騎手（8戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。
11月14日、中6週で迎えた21戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカミノジョウオーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。
12月18日、中4週で迎えた22戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオクラホマヒルスに7馬身の差をつけて6勝目を挙げた。
5歳（2005年）
1月4日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリンリンに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。
1月23日、中2週で迎えた24戦目は、井上悦児騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。
2月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。
4月13日、中9週で馬体重を前走から31kg戻して迎えた26戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、一般C7（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。
4月27日、中1週で馬体重を前走から26kg絞って迎えた27戦目は、後藤孝鎮騎手を鞍上に迎えて、一般C9（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。
5月18日、中2週で迎えた28戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は吉田隆二騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。
6月11日、中2週で迎えた29戦目は、青柳健一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したバクシンスピリットを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。
10月23日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた30戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤマショウメープルに5馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。
11月12日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。
12月4日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
12月23日、中2週で迎えた33戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したニューエスダイオーを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。
6歳（2006年）
1月8日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サムライキャロルにクビ差交わされて2着に甘んじた。
1月22日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、プレトゥールにハナ差交わされて2着に甘んじた。
2月5日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネルディレットに1馬身半の差をつけて9勝目を収める
2月26日、中2週で迎えた37戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトップオスカーに2馬身の差をつけて10勝目を達成した。
3月25日、中3週で迎えた38戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったザビビアンローズにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。
4月30日、中4週で迎えた39戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安東章騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。
5月20日、中2週で迎えた40戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安東章騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。
6月10日、中2週で迎えた41戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安東章騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダイイチシンオーを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。
7月2日、中2週で迎えた42戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、ベストテンジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るレジェントロドリフを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って制した。
7月17日、中1週で迎えた43戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安東章騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシルクエクストラをクビ差振り切って勝利を手に入れた。
8月14日、中3週で迎えた44戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（8戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。
9月2日、中2週で迎えた45戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は長田進仁騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。
9月18日、中1週で迎えた46戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は安東章騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。