オーミカンタービレ（2014年生、母カンタベリービート）

オーミカンタービレ（2014年4月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋歌うように（音楽用語）」。毛色は栗毛。種牡馬のタニノギムレット（当時15歳）と交配したカンタベリービートが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）グラストレーニングセンター。主な勝ち鞍は2018年の一般C1。

経歴

デビュー前

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

4月22日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた2戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

8月20日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた5戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の富山県畜産振興協会長賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた6戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十四（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月15日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

10月22日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2十二（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のエイシンフローラに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月5日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2七（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた11戦目は、年末御礼!第1回よしだゆうじ杯（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月5日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2六（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったイノデザイヤに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

12月22日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2五（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったアスターフィールに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2018年）

3月26日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、一般C2五（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で堀場裕充騎手（7戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヒカルホシに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月3日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で堀場裕充騎手（8戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るゴールドシオンを次元の違う末脚で半馬身差し切って断トツ人気に応えた。

4月24日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1三（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で堀場裕充騎手（9戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったジェイケイフージンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1三（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で堀場裕充騎手（10戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、ブルーセクションにハナ差交わされて2着に甘んじた。

5月22日、中1週で迎えた18戦目は、能登麦屋節特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で堀場裕充騎手（11戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったベアームートに詰め切れず、約11馬身差の2着に敗北した。

6月5日、中1週で迎えた19戦目は、特別編成（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で堀場裕充騎手（12戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた20戦目は、安田ろろ金沢へやってきました杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で堀場裕充騎手（13戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったフクノベルサイユに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月3日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1二（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で堀場裕充騎手（14戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月10日、連闘で迎えた22戦目は、七夕祭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で堀場裕充騎手（15戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で堀場裕充騎手（16戦2勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したユンゼイを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

7月31日、連闘で迎えた24戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で堀場裕充騎手（17戦2勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた25戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で堀場裕充騎手（18戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

9月5日、連闘で迎えた26戦目は、一般C1三（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は16戦連続で堀場裕充騎手（19戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月11日、連闘で迎えた27戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は17戦連続で堀場裕充騎手（20戦2勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトウショウチヌークをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。