ゲイリースマイリー（1992年生、母エレガントスマイルⅡ）

ゲイリースマイリー（1992年4月23日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のビーインボナンザ（当時6歳）と交配したエレガントスマイルⅡが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ジィワンファーム。戦績は、中央平地19戦3勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

松永勇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

1月5日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るルナセレナータを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月5日、中7週で迎えた2戦目は、4歳500万下（中山芝1800m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

4月1日、中3週で迎えた3戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下のミモザ賞（中山芝1800m 晴/重）に出走。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサクラキャンドルに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

5月20日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのカーネーションカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（3戦2勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

6月17日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の北斗賞（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた7戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の摩周湖特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下のおおぞらステークス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

4歳（1996年）

3月24日、約8か月の休養明けで迎えた9戦目は、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（4戦2勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（5戦2勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた11戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた12戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の石和特別（東京芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

6月2日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の湘南特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上はM.ロバーツ騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、6着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた14戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下の早乙女特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のタイキマーメイドに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月27日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の月岡特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の野島崎特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

10月6日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、D.ホランド騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の神奈川新聞杯（東京芝1400m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.ホランド騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。