トランザムスター（2010年生、母スターパレード）

トランザムスター（2010年2月6日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「アメリカ大陸横断＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のウォーエンブレム（当時11歳）と交配したスターパレードが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地26戦3勝2着4回、地方13戦1勝2着2回。2016年の中島記念(地方重賞)で3着に入った他、2017年の球磨川賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額2,800万円（7万×400口）で一口馬主が募集された。

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

2月2日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は576kg。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

3月2日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月16日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、抜け出したレッドクラーケンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月7日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

6月16日、中9週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のペプチドウインドをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

6月30日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったマヤノクレドにねじ伏せられて7馬身差の2着となった。

8月11日、中2週で迎えた8戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

12月1日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

4歳（2014年）

1月13日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、M.ギュイヨン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.ギュイヨン騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、バコパに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月8日、中1週で迎えた13戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 雨/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた14戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のトゥルーフレンドをクビ差振り切って制した。

5月31日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の城崎特別（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

11月29日、約5か月の休み明けで迎えた17戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

5歳（2015年）

1月4日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた20戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったサンライズバロンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月21日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサウンドアドバイスを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を奪取した。

3月29日、中4週で迎えた22戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

5月31日、中8週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の富嶽賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

9月6日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の釧路湿原特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

11月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

6歳（2016年）

1月24日、中7週で迎えた26戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を5馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

3月17日、中7週で迎えた27戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

4月21日、中4週で迎えた28戦目は、プレセペ賞（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた29戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、スポーツ報知賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた30戦目は、東京スポーツ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた31戦目は、ムーンビーチ賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた32戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、スタールビー賞（大井ダート1700m 曇/不良）に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

10月30日、約3か月半の休養明けで迎えた33戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、小岱山特別（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったコウユーサムライに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月13日、中1週で迎えた34戦目は、烏帽子岳特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のヴィルトグラーフに4馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

12月4日、中2週で迎えた35戦目は、新燃岳特別（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったキョウワカイザーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

12月25日、中2週で迎えた36戦目は、地方重賞の中島記念（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7歳（2017年）

1月8日、中1週で迎えた37戦目は、地方重賞の九州オールカマー（佐賀ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた38戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の球磨川賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

2月7日、連闘で迎えた39戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、Jpn3の佐賀記念（佐賀ダート2000m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。