キゲキ（2010年生、母スマイルフォライフ）

キゲキ（2010年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「喜劇」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時11歳）と交配したスマイルフォライフが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中地康弘。戦績は、中央平地2戦0勝、地方29戦6勝2着6回。主な勝ち鞍は2013年の3歳。

経歴

デビュー前

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

7月28日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

3歳（2013年）

2月10日、約6か月半の休養明けで迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

5月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた3戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップパパイヤ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

6月14日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた4戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るセルリアンプラウドを次元の違う末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

6月27日、中1週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したトーセンレインボーにハナ差届かず2着に甘んじた。

7月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のニイラゴンゴを3/4馬身振り切って2勝目を手に入れた。

7月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の開店20周年岐南の床屋ボーズ杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、勝ったマルカリードに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月12日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の天狗杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ジョーココロに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月28日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、勝ったモシモシにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

10月7日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた13戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、雪待月賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキチロクトップガンに約14馬身の大差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月12日、中2週で迎えた14戦目は、新穂高特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下雅之騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったエーシンボイジャーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月27日、中1週で迎えた15戦目は、来年は午年、笠松競馬飛躍祈念（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山下雅之騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

4歳（2014年）

1月9日、中1週で迎えた16戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山下雅之騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた17戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山下雅之騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた18戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山下雅之騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマルヨコマキに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

3月13日、中3週で迎えた19戦目は、若草特別（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山下雅之騎手（6戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

4月11日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた20戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山下雅之騎手（7戦2勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた21戦目は、一般B7 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（9戦2勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた22戦目は、一般B6b C4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山下雅之騎手（8戦2勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のマルヨコマキをクビ差振り切って優勝

5月29日、中1週で迎えた23戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下雅之騎手（9戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

6月6日、連闘で迎えた24戦目は、清水優誕生記念（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山下雅之騎手（10戦3勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた25戦目は、一般B6a（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下雅之騎手（11戦3勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた26戦目は、一般B7 C3（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山下雅之騎手（12戦3勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた27戦目は、一般B7 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山下雅之騎手（13戦3勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったマルヨコマキにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

8月13日、中3週で迎えた28戦目は、井手ノ瀬誕生彩花記念日（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山下雅之騎手（14戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のピースキャンドルをクビ差振り切って順当に勝利した。

8月25日、中1週で迎えた29戦目は、根ノ上高原特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山下雅之騎手（15戦4勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

9月24日、中3週で迎えた30戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で山下雅之騎手（16戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた31戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で山下雅之騎手（17戦4勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。