アズマリュウセイ（2009年生、母ルーズブルーマーズ）

アズマリュウセイ（2009年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋流星」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時17歳）と交配したルーズブルーマーズが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地14戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

9月3日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。馬体重は494kg。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

10月1日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

10月29日、中3週で迎えた3戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月19日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したゴーイングストーンにハナ差届かず2着に惜敗した。

12月11日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のコスモアンノーンをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2012年）

3月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で国分優作騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で国分優作騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で国分優作騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は7戦連続で国分優作騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で国分優作騎手（7戦1勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

8月26日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で国分優作騎手（8戦1勝）。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月22日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で国分優作騎手（9戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

11月10日、中6週で迎えた13戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート2400m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるタツグレートを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月8日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のウォーターデュークに2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。