アサカピューター（1986年生、母スピードチグサ）

アサカピューター（1986年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のピユウターグレイ（当時7歳）と交配したスピードチグサが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は長濱秀昭。戦績は、中央平地27戦2勝2着3回、中央障害4戦1勝。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

元石正雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

10月8日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に終わった。

3歳（1989年）

7月8日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファーストステップに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月3日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上400万下の仁山特別（函館芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

9月23日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、4歳以上400万下（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサクラキョーウンにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。

10月22日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下の西湖特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい13着に敗れた。

12月24日、中8週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

4歳（1990年）

1月28日、中4週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で的場均騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

4月21日、中9週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（東京芝2300m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場均騎手（6戦0勝）。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた13戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったクリフにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

7月8日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、勝ったクリフにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

8月4日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の笹山特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

9月15日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（5戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシルクローシャムを豪快な末脚で3/4馬身差し切って単勝一倍台の支持に応えた。

10月6日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（6戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

11月3日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上500万下の会津特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（7戦2勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

11月18日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた19戦目は、4歳以上500万下の福島放送賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

5歳（1991年）

7月27日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた20戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

8月25日、中3週で迎えた21戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

9月7日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（7戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

9月28日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（9戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた24戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた25戦目は、池田賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の会津特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下の野地特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田賀一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

6歳（1992年）

5月30日、約6か月半の休養明けで迎えた27戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。17頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のヒートウェイブに1馬身1/4の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

8月15日、中7週で迎えた29戦目は、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月11日、中7週で迎えた30戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（3戦1勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた31戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。