クルールデュヴァン（2019年生、母ファンシーミューズ）

クルールデュヴァン（2019年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「風の色(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のドレフォン（当時6歳）と交配したファンシーミューズが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

竹内正洋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月2日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したオードゥメールを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2022年）

4月30日、約6か月の休養明けで迎えた3戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったジェイエルエースに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月22日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でD.レーン騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るファームラヴを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月10日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。

11月5日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

4歳（2023年）

6月25日、約7か月半の休養明けで迎えた7戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入った。

8月27日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 雨/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

11月11日、中9週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したニットウバジルを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月10日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアロットドリームを半馬身振り切って久々に勝利を挙げた。

5歳（2024年）

7月7日、約7か月の休養明けで迎えた13戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの噴火湾特別（函館ダート1000m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

9月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた15戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの西湖特別（東京ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。