ハートオブゴールド（1992年生、母エンペリーズゴールド）

ハートオブゴールド（1992年2月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のテリオス（当時11歳）と交配したエンペリーズゴールドが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業（株）那須野牧場。戦績は、中央平地24戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1997年の賢島特別(900万下)。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

3月5日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は434kg。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月2日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた4戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1400m 小雨/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたミナミノキャロル決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月7日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るイブキピンクレディを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

4歳（1996年）

3月23日、約10か月半の休み明けで迎えた7戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた9戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の新発田特別（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るベルモナークを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目を手にした。

11月17日、約7か月の休み明けで迎えた10戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

5歳（1997年）

1月12日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアンビシャスに1馬身1/4の差をつけて3勝目を奪取した。

2月23日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の須磨特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（4戦2勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた17戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の知多特別（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

3月30日、連闘で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の播磨特別（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の大日岳特別（新潟芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下のタイランドカップ（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた22戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の賢島特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のエイシンバウンドに1馬身3/4の差をつけて4勝目をつかんだ。

7月12日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下のサマーステークス（ウインズ八幡改築記念）（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（1戦1勝）。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のやまなみステークス（小倉芝1700m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で柿元嘉和騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。