ミリオンアドニス(1985年生、母ナマラ)

Million Adonis

1985.04.11

ミリオンアドニス(1985年4月11日)は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイールハート(当時13歳)と交配したナマラが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は(有)北英牧場。戦績は、中央平地17戦3勝。主な勝ち鞍は1990年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

中尾謙太郎厩舎(栗東)へ入厩。

2歳(1987年)

9月13日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬阪神芝1200m 曇/重)に出走。馬体重は514kg。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月20日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬阪神芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手(1戦0勝)。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヤマカツキングを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月10日、中2週で迎えた3戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、3歳400万下の黄菊賞京都芝1600m 外回り 晴/良)に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

3歳(1988年)

1月16日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、4歳400万下の白梅賞京都ダート1200m 晴/良)に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は河内洋騎手(2戦1勝)。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた5戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のつばき賞京都芝2000m 晴/良)に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのバイオレットステークス京都芝1400m 外回り 曇/良)に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

8月7日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の洞海特別小倉芝1200m 晴/良)に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

9月24日、中6週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の吹田特別阪神芝1400m 雨/重)に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

10月29日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下京都ダート1400m 曇/良)に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手(1戦0勝)。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下京都芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手(2戦0勝)。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のセンノクイーンをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

12月11日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下阪神芝1400m 晴/良)に出走。鞍上は4戦連続で松本達也騎手(3戦1勝)。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

5歳(1990年)

1月14日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下京都ダート1200m 曇/良)に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた13戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下阪神ダート1200m 曇/良)に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマヤノリファーズを上がり4位の末脚で3/4馬身差し切って制した。

2月10日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の東条湖特別阪神ダート1200m 曇/稍重)に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手(1戦1勝)。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の須磨特別阪神芝1400m 晴/重)に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手(2戦1勝)。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下阪神ダート1200m 曇/良)に出走。鞍上は清山宏明騎手(1戦0勝)。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下京都芝1200m 曇/良)に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手(2戦0勝)。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。