マイネルザウバア（2014年生、母ラソーミュロワーズ）

マイネルザウバア（2014年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋清潔な、きれいな（独）」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時10歳）と交配したラソーミュロワーズが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。2016年のコスモス賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡田スタッドから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって723.6万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,400万円（14万×100口）で一口馬主が募集された。

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月10日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルラプティスに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月13日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サトノアリシアにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳500万下の百日草特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた4戦目は、A.アッゼニ騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の京都2歳ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

3歳（2017年）

1月7日、中5週で迎えた5戦目は、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

9月18日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（4戦1勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

12月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

4歳（2018年）

2月10日、中7週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の脊振山特別（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた9戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったロードスターにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月3日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の唐戸特別（小倉芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

5歳（2019年）

1月6日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

2月9日、中4週で迎えた12戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の脊振山特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、バレーノロッソにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

6月1日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラスの国分寺特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

6月29日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラスの南相馬特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（8戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラスの雄国沼特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（9戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

8月24日、中5週で迎えた17戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスのルスツ特別（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

9月1日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

11月2日、中8週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラスの二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた20戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

2020年1月5日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

6歳（2020年）

2月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、バレンタイン賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に敗れた。

2021年10月1日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。