プリンスリィフオー（1984年生、母ブラッドルベール）

プリンスリィフオー（1984年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリイフオー（当時9歳）と交配したブラッドルベールが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地16戦4勝2着3回、地方13戦1勝。主な勝ち鞍は1989年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

11月2日、デビュー戦は菅原泰夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は462kg。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3歳（1987年）

5月17日、約6か月半の休み明けで迎えた2戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るキリナイスを凄まじい末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月30日、中1週で迎えた3戦目は、4歳400万下の桐花賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

8月8日、中9週で迎えた4戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンキョウスキーを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って2勝目をマークした。

9月20日、中3週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の上総特別（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったキングサクセスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月11日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部幸雄騎手（5戦2勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい5着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で岡部幸雄騎手（6戦2勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

4歳（1988年）

8月13日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の万代特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下の岩室特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて6着に敗れた。

10月29日、中8週で迎えた11戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカネヤマトウショウに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

11月19日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったメジロコリンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月11日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（8戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のハーバーニゾンを半馬身振り切って3勝目を手中に収めた。

5歳（1989年）

1月13日、中4週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアサクサバリエンテを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

2月4日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の節分賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（10戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月5日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（11戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

8月9日、約5か月の休み明けで馬体重を前走からさらに18kg減らして迎えた17戦目は、長島茂夫騎手を鞍上に迎えて、サルビア特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月19日、中5週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた18戦目は、徳吉一己騎手を鞍上に迎えて、中央競馬騎手招待（足利ダート1900m 雨/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた19戦目は、青木秀之騎手を鞍上に迎えて、織姫賞（足利ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月16日、中3週で迎えた20戦目は、福田三郎騎手を鞍上に迎えて、稲穂特別（足利ダート1800m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた21戦目は、あすなろ特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福田三郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。11着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた22戦目は、ばん阿賞（足利ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は青木秀之騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

6歳（1990年）

1月10日、中2週で迎えた23戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、新春特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた24戦目は、弁天特別（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は青木秀之騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた25戦目は、東中スポ新聞社杯（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は長島茂夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた26戦目は、こぶし特別（宇都宮ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は福田三郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のマルテイミグに1馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

3月15日、中1週で迎えた27戦目は、キャビン杯（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福田三郎騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた28戦目は、梅山誠騎手を鞍上に迎えて、桜花特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた29戦目は、キンセンカ特別（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は福田三郎騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。