マイネルポルトゥス（2012年生、母コスモボヤージュ）

マイネルポルトゥス（2012年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋港（ラテン語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時12歳）と交配したコスモボヤージュが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷藤弘美。戦績は、中央平地15戦1勝2着2回、中央障害12戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,100万円（11万×100口）で一口馬主が募集された。

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

7月6日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったサウスキャロライナに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月19日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサトノラーゼンに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2015年）

1月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた9戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

10月11日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったトルークマクトにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

10月25日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい17着に終わった。

12月20日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（4戦0勝）。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

4歳（2016年）

1月9日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は柴田大知騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

2月27日、中4週で迎えた16戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月3日、中4週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったエルインペレイターから半馬身差の2着となった。

4月24日、中2週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野翔騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のシゲルオウシザに7馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

6月4日、中5週で迎えた19戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。13着に敗れた。

5歳（2017年）

1月7日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた20戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は上野翔騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

2月11日、中4週で迎えた21戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。13着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた22戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた23戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/稍重）に出走。鞍上は上野翔騎手（5戦1勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。

5月13日、中5週で迎えた24戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内雨/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月8日、中7週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた25戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた26戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月26日、中4週で迎えた27戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。