テリフィック（1993年生、母タレンティドガール）

テリフィック（1993年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のソヴィエトスター（当時9歳）と交配したタレンティドガールが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地17戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は1999年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

1月13日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月17日、中4週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 雪/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のゴールデンガイに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3月9日、中2週で迎えた3戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

4歳（1997年）

1月25日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったタイキインパルスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月15日、中2週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

4月13日、中7週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、勝ったヤエノキャプテンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月4日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で柴田善臣騎手（6戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したゲイリーワイルドを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

7月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で柴田善臣騎手（7戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた9戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月20日、中5週で迎えた10戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したフラッシュメモリーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（1998年）

12月27日、約15か月半の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

6歳（1999年）

1月10日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のブランドキャリーをアタマ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

4月17日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のゴッドブレスユーに1馬身3/4の差をつけてファンの支持に応えた。

5月8日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の秋川特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部幸雄騎手（5戦2勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず14着に敗れた。

7月24日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のNST賞（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では見せ場を作れず18着に終わった。

8月22日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の妙高特別（新潟ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。