サクラチェリー（2002年生、母ヘクターチェリー）

サクラチェリー（2002年6月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「桜＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時13歳）と交配したヘクターチェリーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地21戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高橋隆厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

2月27日、デビュー戦は高橋亮騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、フローラルパレスに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月20日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、パッショナルダンスに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4月9日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のホッコーサバイバルをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月27日、約7か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（3戦1勝）。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

4歳（2006年）

1月22日、中7週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で高橋亮騎手（4戦1勝）。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋亮騎手（5戦1勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず7着に終わった。

3月25日、中5週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋亮騎手（6戦1勝）。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

4月15日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で高橋亮騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい14着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で高橋亮騎手（8戦1勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で高橋亮騎手（9戦1勝）。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓の闘争本能で渋太く持ち堪えて先頭に立ち、最後は2着のプリンセスゴールドをクビ差振り切って制した。

6月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で高橋亮騎手（10戦2勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

12月9日、約6か月の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で高橋亮騎手（11戦2勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

5歳（2007年）

1月27日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で高橋亮騎手（12戦2勝）。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

3月10日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で高橋亮騎手（13戦2勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい14着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で高橋亮騎手（14戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で高橋亮騎手（15戦2勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい16着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で高橋亮騎手（16戦2勝）。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず16着に敗れた。

6月23日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で高橋亮騎手（17戦2勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天与の負けん性を発揮して諦めることなく走り切り、5着を確保した。

7月16日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は19戦連続で高橋亮騎手（18戦2勝）。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって16着に敗れた。

8月12日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で高橋亮騎手（19戦2勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

10月8日、中7週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で高橋亮騎手（20戦2勝）。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。0着に終わった。