フローラルパレス（2002年生、母フラワーパーク）

フローラルパレス（2002年2月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「花の宮殿」。毛色は栗毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時16歳）と交配したフラワーパークが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地10戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

10歳のとき、社台コーポレーションから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、オリオンファームによって924万円で落札された。

サンデーサラブレッドクラブにて総額5,000万円（125万×40口）で一口馬主が募集された。

松元省一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

2月27日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線に入ると、前で粘るサクラチェリーを次元の違う末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

3月13日、中1週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

4月24日、中5週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は減速してしまい13着に敗れた。

4歳（2006年）

4月23日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

5月21日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた5戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月26日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた6戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたシンボリプレオ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

12月24日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

5歳（2007年）

2月3日、中5週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（5戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月14日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったボストンゴールドにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

5月6日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。