フレデフォート（2007年生、母Perfect Promise）

フレデフォート（2007年9月6日）は、オーストラリアで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「南アフリカ共和国にある世界最古の隕石跡フレデフォート・ドームより」。毛色は鹿毛。種牡馬のDubawi（当時5歳）と交配したPerfect Promiseが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地41戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年のトリトンステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額2,600万円（6.5万×400口）で一口馬主が募集された。

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

5月23日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく12着に敗れた。

6月26日、中4週で迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

7月31日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したセレスマジェスティを差し切れず、1馬身差の2着となった。

8月15日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したドリームヒーローにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月11日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で古川吉洋騎手（4戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のミッドナイトクロスをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

4歳（2011年）

2月14日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で古川吉洋騎手（5戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

3月27日、中5週で迎えた8戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の熊本城特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた9戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた10戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

8月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（6戦1勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

11月5日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下の飛天特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（7戦1勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月12日、連闘で迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の飛揚特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5歳（2012年）

1月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の別府特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月11日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の八代特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したサンデージョウに半馬身届かず2着に敗北した。

3月10日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の刈谷特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた17戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したクリーンエコロジーを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月28日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の土湯温泉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマニングルノイユを半馬身差し切って単勝一倍台の評価に応えた。

5月19日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

6月23日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず14着に敗れた。

6月30日、連闘で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で大野拓弥騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大野拓弥騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、抜け出したオレンジティアラにクビ差届かず2着となった。

8月11日、中3週で迎えた23戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のシンガポールターフクラブ賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

11月25日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた25戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の高砂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

6歳（2013年）

2月10日、中7週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（6戦1勝）。17頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では出色の末脚を披露し、4着に入った。

3月24日、中5週で迎えた27戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の岡崎特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

3月30日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月18日、中6週で迎えた29戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に敗れた。

7月7日、中6週で迎えた30戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月20日、中1週で迎えた31戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のケイアイエレガントをクビ差振り切って制した。

8月31日、中5週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦0勝）。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では非凡な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

9月29日、中3週で迎えた33戦目は、3歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

11月24日、中7週で迎えた34戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の醍醐ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

7歳（2014年）

1月6日、中5週で迎えた35戦目は、4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

1月26日、中2週で迎えた36戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

3月1日、中4週で迎えた37戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（8戦1勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた38戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のトリトンステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のビキニブロンドをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

5月11日、中7週で迎えた39戦目は、ハンデ戦でオープンの鞍馬ステークス（京都芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦1勝）。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

12月13日、約7か月の休み明けで迎えた40戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

8歳（2015年）

1月12日、中3週で迎えた41戦目は、淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。