ワタリサンサン（1998年生、母グランドリーム）

ワタリサンサン（1998年2月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアサティス（当時13歳）と交配したグランドリームが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）西川富岡牧場。戦績は、地方21戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2001年の紅梅特別( 牝ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、西川富岡牧場から「北海道8月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、阿部作次によって630万円で落札された。

横山崇司厩舎（上山）へ入厩。

2歳（2000年）

7月11日、デビュー戦は富樫英利騎手を鞍上に据えて、3歳A3（上山ダート1250m 晴/良）に出走。馬体重は463kg。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったジーナフォンテンから6馬身差の2着に敗北した。

8月1日、中2週で迎えた2戦目は、3歳A2（上山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富樫英利騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のパレスチャーミングに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月20日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、2歳地方重賞の東北ジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で富樫英利騎手（2戦1勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた4戦目は、3歳A2（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で富樫英利騎手（3戦1勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルハチマエストロから3馬身差の2着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた5戦目は、3歳A1（上山ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で富樫英利騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のミリオンゲッターに2馬身半の差をつけて優勝

11月14日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた6戦目は、3歳A1（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で富樫英利騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

3歳（2001年）

1月31日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた7戦目は、川本裕達騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳ハンデ戦のひなぎく特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた8戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳ハンデ戦の紅梅特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のムーンライトラヴに2馬身の差をつけて優勝

3月26日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月3日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた10戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

12月14日、中5週で迎えた11戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（大井ダート1590m 内回り晴/不良）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1四（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

4歳（2002年）

1月8日、中0週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、一般C1五六（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で早田秀治騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1五六（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1五（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

2月20日、連闘で迎えた16戦目は、一般C1五六（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鷹見浩騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1七八（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鷹見浩騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1六七（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鷹見浩騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた19戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

11月4日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた20戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C1六ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

12月2日、中3週で迎えた21戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C1五ア（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。