タイフーンルビー（2006年生、母Tale of a Queen）

タイフーンルビー（2006年1月27日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「台風＋ルビー」。毛色は栗毛。種牡馬のUnbridled's Song（当時13歳）と交配したTale of a Queenが6歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地13戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

2歳のとき、吉澤ステーブルから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

8月17日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/重）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ゴールドスパークルにクビ差交わされて2着となった。

9月14日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月15日、中8週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で持ち堪えて、最後は2着のハギノバロンドールに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月28日、中5週で迎えた4戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

3歳（2009年）

1月4日、連闘で迎えた5戦目は、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を5馬身以上キープして、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

2月22日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、ベルベットロードに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月2日、中9週で迎えた8戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

4歳（2010年）

7月3日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下のいわき特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

7月25日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（8戦1勝）。17頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の萬代橋特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（9戦1勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

5歳（2011年）

1月9日、約5か月の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（10戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、逃げるネオレボルーションにアタマ差届かず2着に惜敗した。

1月23日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（11戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のギャザーロージズをアタマ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。