ヤマニンリュタン（2011年生、母ヤマニンドルチェ）

ヤマニンリュタン（2011年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋妖精のような（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時14歳）と交配したヤマニンドルチェが18歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は廣田光夫。戦績は、中央平地3戦0勝、地方9戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の一般C2十三。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

11月24日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた2戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

3歳（2014年）

9月27日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

11月1日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハディージャに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月15日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ブライティアスワンに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2015年）

3月28日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、岩手早咲き（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ホクレアネイチャーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

4月4日、連闘で迎えた7戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のザキャッチをアタマ差振り切って2勝目を収める

4月19日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、マイネアイーダに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

4月26日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（4戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

5月3日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（5戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキタノスマイルに6馬身の差をつけて優勝

5月18日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（6戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒシニースに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6月1日、中1週で迎えた12戦目は、鈴木麻優騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。