トウカンスズユウ（1987年生、母トウカンヤヨイ）

トウカンスズユウ（1987年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のスズユウ（当時9歳）と交配したトウカンヤヨイが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）須崎牧場。戦績は、中央平地17戦2勝2着4回、地方18戦0勝。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

新関力厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

12月2日、デビュー戦は細川英二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。19頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

3歳（1990年）

1月21日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で細川英二騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったトウテンザンにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

2月4日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で細川英二騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したツルマルニセドンにアタマ差届かず2着に甘んじた。

3月4日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で細川英二騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったチヤフルリリーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月18日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で細川英二騎手（5戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のマルサンリードに1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月15日、中3週で迎えた7戦目は、4歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で細川英二騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で細川英二騎手（7戦1勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で細川英二騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で細川英二騎手（9戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で細川英二騎手（10戦1勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は12戦連続で細川英二騎手（11戦1勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

10月21日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、根本康広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったモガミスイスに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月11日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で根本康広騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で根本康広騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は細川英二騎手（12戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のチヨノハニーを半馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

4歳（1991年）

1月7日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（13戦2勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

8月13日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、藤江昭徳騎手を鞍上に迎えて、一般B3四（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月23日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg絞って迎えた19戦目は、一般B3四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江昭徳騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

5歳（1992年）

1月9日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤江昭徳騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤江昭徳騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で藤江昭徳騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた23戦目は、一般C1三四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤江昭徳騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた24戦目は、納谷和玖騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた25戦目は、一般C1三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤江昭徳騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤江昭徳騎手（7戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月13日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1三四（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤江昭徳騎手（8戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた28戦目は、おとめ座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤江昭徳騎手（9戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月20日、中1週で迎えた29戦目は、うしかい座特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で藤江昭徳騎手（10戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた30戦目は、ふたご座特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤江昭徳騎手（11戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた31戦目は、みずがめ座特別（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で藤江昭徳騎手（12戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた32戦目は、ルナ特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤江昭徳騎手（13戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた33戦目は、こぐま座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤江昭徳騎手（14戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

8月26日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、天びん座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で藤江昭徳騎手（15戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた35戦目は、初秋特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で藤江昭徳騎手（16戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。