デュアルアップ（2021年生、母マッテンタルト）

デュアルアップ（2021年5月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「二重の+上がる。名馬のクロスで上まで行ってほしい」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルスティール（当時9歳）と交配したマッテンタルトが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は上水牧場。主な勝ち鞍は2025年のレグルス特別(一般C11ロ)。

経歴

デビュー前

林徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

11月26日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー東京（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、4着に入った。

12月23日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳戦の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

3歳（2024年）

6月29日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

4歳（2025年）

4月14日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から33kg増やして迎えた4戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般C18（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るパイロズブリッジを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月1日、中1週で迎えた5戦目は、レグルス特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のウインクリードをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

6月2日、中4週で迎えた6戦目は、屋形船特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

9月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったエンツォにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

9月26日、中1週で迎えた8戦目は、リンドウ賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺竜也騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマーゴットメネスに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月16日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。