パシフィカスエル（2000年生、母ダスコエル）

パシフィカスエル（2000年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父母名の一部＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のビワタケヒデ（当時5歳）と交配したダスコエルが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上雅規。戦績は、中央平地5戦0勝、地方21戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年のスパーク賞(一般C5)。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

4月26日、デビュー戦は水野貴広騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

5月4日、連闘で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

6月14日、中5週で迎えた3戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い脚を使えず17着に終わった。

8月10日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。14着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 小雨/重）に出走。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい17着に終わった。

12月5日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、大木義一騎手を鞍上に迎えて、一般C5ト（宇都宮ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月30日、中3週で迎えた7戦目は、スパーク賞（宇都宮ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大木義一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4歳（2004年）

1月13日、中1週で迎えた8戦目は、一般C5ロ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大木義一騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた9戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、スパーク賞（宇都宮ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた10戦目は、一般C5イ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大木義一騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた11戦目は、スパーク賞（宇都宮ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のヒシスカーレットに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月8日、中1週で迎えた12戦目は、一般C5（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は大木義一騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた13戦目は、スパーク賞（宇都宮ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は内田利雄騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた14戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、一般C5ロ（宇都宮ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた15戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C5ホ（宇都宮ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた16戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、一般C5ニ（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた17戦目は、一般C5ロ（宇都宮ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で茂呂菊次郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月14日、中2週で迎えた18戦目は、一般C5ロ（宇都宮ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で茂呂菊次郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。4着を確保した。

6月27日、中1週で迎えた19戦目は、スパーク賞（宇都宮ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は内田利雄騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイコンからアタマ差の2着となった。

7月11日、中1週で迎えた20戦目は、一般C5イ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた21戦目は、スパーク賞（宇都宮ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のベッピンサバンナに4馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

8月8日、中1週で迎えた22戦目は、一般C5（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で内田利雄騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた23戦目は、杉並木賞（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で内田利雄騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた24戦目は、一般C5（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で内田利雄騎手（8戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた25戦目は、杉並木賞（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田利雄騎手（9戦2勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月16日、中3週で迎えた26戦目は、一般C5（宇都宮ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で内田利雄騎手（10戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。11着に敗れた。