タツサファイヤ（2007年生、母ダンシヴィル）

タツサファイヤ（2007年5月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋宝石名」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時18歳）と交配したダンシヴィルが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者は（有）下河邉トレーニングセンター。戦績は、中央平地15戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の糸島特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

10歳のとき、下河辺トレーニングセンターから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、アップライトによって378万円で落札された。

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

3月6日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

5月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のケイアイアシュラに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月13日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

7月11日、中3週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のメイショウサバトに1馬身半の差をつけて制した。

7月31日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の七重浜特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

10月3日、中8週で迎えた6戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたミオリチャン決め手に屈してクビ差の2着となった。

11月28日、中7週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

4歳（2011年）

1月9日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

2月27日、中6週で迎えた9戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の糸島特別（小倉芝1200m 雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のコクトーをアタマ差振り切って3勝目を手にした。

3月20日、中2週で迎えた10戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の薩摩ステークス（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。

9月17日、約6か月の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上1000万下のTVh賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

10月15日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の雷光特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦1勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。14着に敗れた。

12月10日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

5歳（2012年）

8月26日、約8か月半の休み明けで迎えた14戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天草特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり18着に終わった。

10月20日、中7週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り15着に終わった。