ブリッツアウェイ（2016年生、母スウィフトテンパー）

ブリッツアウェイ（2016年3月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「チェスなどで手を速く指すこと」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時14歳）と交配したスウィフトテンパーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2019年の芦屋川特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

9月29日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り雨/重）に出走。馬体重は438kg。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

12月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロードゼウスを交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2019年）

1月20日、中4週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の菜の花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

2月16日、中3週で迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G2のチューリップ賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

9月1日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のエイシンゾーンをクビ差振り切って久々の一戦をモノにした。

9月14日、中1週で迎えた7戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの芦屋川特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では不撓の気力で渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のキャスパリーグをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

12月15日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの浜松ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って16着に敗れた。

4歳（2020年）

1月5日、中2週で迎えた9戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に敗れた。

3月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの船橋ステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

5月31日、中8週で迎えた11戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの朱雀ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

6月27日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの水無月ステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に敗れた。

9月26日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスの長篠ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（4戦1勝）。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい17着に終わった。

5歳（2021年）

1月17日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのサンライズステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き13着に終わった。

3月27日、中9週で迎えた15戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの春風ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスの鎌倉ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上3勝クラスの朱雀ステークス（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦1勝）。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

2021年5月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。