ファイトフォーラヴ（2016年生、母リトルラブソング）

ファイトフォーラヴ（2016年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「愛のために戦う」。毛色は鹿毛。種牡馬のショウナンカンプ（当時18歳）と交配したリトルラブソングが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道上川郡清水町、生産者は小野瀬竜馬。主な勝ち鞍は2019年の萌黄賞(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小野瀨竜馬から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、小野瀨竜馬から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、金山政信によって334.8万円で落札された。

石橋守厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

11月24日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、5着を確保した。

12月9日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3歳（2019年）

2月9日、中8週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のジューンシルフィアに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3月3日、中2週で迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のラブリロンリロンスに2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

5月5日、中8週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

6月8日、中4週で迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの舞子特別（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

8月17日、中9週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの戸畑特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの瀬戸内海特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

12月14日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの中京日経賞（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。17頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

4歳（2020年）

1月26日、中5週で迎えた10戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの祇園特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

4月5日、中9週で迎えた11戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの千種川特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

6月13日、中9週で迎えた12戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの函館道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

11月8日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鶴見特別（阪神芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの中京日経賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた16戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの北摂特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

5歳（2021年）

1月9日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラスの鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

2月13日、中4週で迎えた18戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの大濠特別（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

3月23日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、祝ゆにも誕生日特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に敗れた。

4月17日、中3週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた20戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったスズカディープを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月16日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた21戦目は、一般C3-20（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のミヤジシルフィードに3馬身の差をつけて順当に勝利した。

5月29日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3 15（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったケイアイマボラに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月19日、中2週で迎えた23戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3 14（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブレーンクローに9馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

7月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトミケンスラーヴァに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月25日、中2週で迎えた25戦目は、アサガオ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3-6（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のフジヤマテキサスに2馬身の差をつけて6勝目を獲得した。