ミヤジシルフィード（2016年生、母クレバークリス）

ミヤジシルフィード（2016年2月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+風の妖精」。毛色は芦毛。種牡馬のロードカナロア（当時8歳）と交配したクレバークリスが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松浦牧場。2018年の小倉2歳ステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、マオジャパンから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

8月4日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のアールグランツを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月2日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月13日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、2歳オープンのもみじステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

11月10日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のオキザリス賞（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に敗れた。

12月15日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた5戦目は、2歳500万下のさざんか賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

3歳（2019年）

8月3日、約7か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラスの筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

10月5日、中8週で迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの飛翔特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月2日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

11月10日、連闘で迎えた9戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

12月7日、連闘で迎えた11戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

4歳（2020年）

1月26日、中6週で迎えた12戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

12月20日、約11か月の休養明けで迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

5歳（2021年）

2月6日、中6週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラスの八幡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた16戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの大牟田特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり17着に終わった。

2021年3月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4月17日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

5月3日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3 21（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったジョルジュサンクに詰め切れず、約12馬身差の2着に敗北した。

5月16日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3-20（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったファイトフォーラヴに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月30日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3 18（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で西川敏弘騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のミッキーフォンテンに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6月19日、中2週で迎えた21戦目は、一般C3 15（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で西川敏弘騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3 13（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で西川敏弘騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったナムラゴローに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3 12（高知ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で西川敏弘騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったサンマルマオリオを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

7月31日、中1週で迎えた24戦目は、祝城ヶ崎莉嘉生誕特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で西川敏弘騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウィンターリリーを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月8日、連闘で迎えた25戦目は、ヒマワリ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で西川敏弘騎手（8戦2勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

8月29日、中2週で迎えた26戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で西川敏弘騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、トミケンスラーヴァに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月12日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3-5（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で西川敏弘騎手（10戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、エイシンマゼランに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月3日、中2週で迎えた28戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で西川敏弘騎手（11戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3-4（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で西川敏弘騎手（12戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で西川敏弘騎手（13戦2勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で西川敏弘騎手（14戦2勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた32戦目は、別府真衣騎手引退特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で西川敏弘騎手（15戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天授の闘志でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた33戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で西川敏弘騎手（16戦2勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた34戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は18戦連続で西川敏弘騎手（17戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

6歳（2022年）

1月10日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた35戦目は、ファイナルレース（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で西川敏弘騎手（18戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

1月18日、連闘で迎えた36戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で西川敏弘騎手（19戦2勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

1月23日、連闘で迎えた37戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は21戦連続で西川敏弘騎手（20戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

2月1日、連闘で迎えた38戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は22戦連続で西川敏弘騎手（21戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るラベンダーパープルを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

2月6日、連闘で迎えた39戦目は、あやか生存確認特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は23戦連続で西川敏弘騎手（22戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた40戦目は、早く90切るぞ特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は24戦連続で西川敏弘騎手（23戦3勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

2月27日、連闘で迎えた41戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は25戦連続で西川敏弘騎手（24戦3勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた42戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、あむ卒業記念特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。