アリダーチャーム（2004年生、母アリダーフラッシュ）

アリダーチャーム（2004年5月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋母母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時11歳）と交配したアリダーフラッシュが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坂牧場。戦績は、中央平地23戦1勝、地方17戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、坂英樹から「ホッカイドウ競馬トレーディングセールサラブレッド競走馬」に上場され、栗本博晴によって315万円で落札された。

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

9月26日、デビュー戦は山口竜一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のオールスズランに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月29日、中8週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた2戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

3歳（2007年）

1月23日、中3週で迎えた4戦目は、宗形竹見騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗形竹見騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で宗形竹見騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宗形竹見騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着を確保した。

3月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宗形竹見騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で宗形竹見騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

5月8日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のはなみずき特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は宗形竹見騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた13戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、コピエドリームに交わされて2馬身半差の2着となった。

7月22日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず17着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた16戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に49kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた17戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に終わった。

11月7日、中6週で迎えた18戦目は、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着を確保した。

11月24日、中1週で迎えた19戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。先手を取り、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

4歳（2008年）

2月3日、中7週で迎えた21戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

3月2日、中3週で迎えた22戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた23戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた24戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

5月22日、中7週で迎えた25戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、メイスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のグランドキーマンをクビ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

6月21日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい18着に終わった。

9月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ長月賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた28戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた29戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

11月24日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のポートムテキを3/4馬身振り切って3勝目を手に入れた。

12月14日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

5歳（2009年）

1月4日、中2週で迎えた32戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（3戦1勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた33戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の濃尾特別（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではいいところがなく16着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた34戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた35戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた36戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（4戦1勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた37戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、リードを5馬身以上キープして、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた39戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

7月21日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた40戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2 B1二（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のタマモディファイに2馬身半の差をつけて4勝目を手にした。