イクスプロージョン（2018年生、母ファシネイション）

イクスプロージョン（2018年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「爆発」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時10歳）と交配したファシネイションが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2023年の新潟大賞典(ハンデG3)で3着に入った他、2022年の関越ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

6月28日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は468kg。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

12月12日、約5か月半の休み明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

3歳（2021年）

1月23日、中5週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/重）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリンフレスカンテにハナ差届かず2着に惜敗した。

5月1日、中6週で迎えた6戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルレガシーに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月12日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスの春日井特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のレヴェッツァを3/4馬身振り切って2勝目を手に入れた。

8月22日、中9週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

9月26日、中4週で迎えた9戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（中京芝2200m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

10月31日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの本栖湖特別（東京芝2400m 小雨/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

12月19日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの尾張特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（2022年）

1月10日、中2週で迎えた12戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの熊野特別（中京芝2200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は西村淳也騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロワンディシーを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

5月8日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの三方ヶ原ステークス（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったプリマヴィスタにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

6月5日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスの高山ステークス（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のストリクトコードに1馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

7月30日、中7週で迎えた16戦目は、関越ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のキングストンボーイをハナ差振り切って5勝目を奪取した。

9月4日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

12月10日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、ハンデG3の中日新聞杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦2勝）。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

5歳（2023年）

1月15日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデG2の日経新春杯（中京芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（5戦2勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

5月7日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（6戦2勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月16日、中9週で迎えた21戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（7戦2勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

9月3日、中6週で迎えた22戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

10月9日、中4週で迎えた23戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、グリーンチャンネルカップ（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

11月25日、中6週で迎えた24戦目は、キャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

6歳（2024年）

2月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

3月23日、中4週で迎えた26戦目は、小牧加矢太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 雨/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったメルテミアから2馬身差の2着に敗北した。