ミリオンダイレクト（1990年生、母アイシンドータア）

ミリオンダイレクト（1990年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のグリーンマウント（当時7歳）と交配したアイシンドータアが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は山際智。戦績は、中央平地9戦2勝、地方14戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

福島勝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

9月13日、デビュー戦は田島裕和騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

3歳（1993年）

3月27日、約6か月半の休養明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマヤノヴァーリアンを凄まじい末脚で3/4馬身差し切って未勝利戦を制した。

5月30日、中8週で迎えた3戦目は、4歳500万下（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい6着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島裕和騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田島裕和騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

7月17日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で田島裕和騎手（5戦1勝）。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

7月25日、連闘で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で田島裕和騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のハードマクレーンに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月19日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上900万下の新涼特別（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で田島裕和騎手（7戦2勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

4歳（1994年）

6月25日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田島裕和騎手（8戦2勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では速い脚を使えず16着に終わった。

5歳（1995年）

5月3日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1620m 曇/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったプラネットローマンから5馬身差の2着に敗北した。

6月3日、中3週で迎えた11戦目は、一般B（中津ダート1620m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月15日、中5週で迎えた12戦目は、一般B（中津ダート1620m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた13戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1620m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた14戦目は、一般B（中津ダート1620m 晴/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月2日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、一般B（中津ダート1620m 曇/良）に出走。鞍上は安東章騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月11日、連闘で馬体重を前走から14kg絞って迎えた16戦目は、高砂哲二騎手を鞍上に迎えて、一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から24kg戻して迎えた17戦目は、吉田正寿騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1620m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた18戦目は、一般B（中津ダート1620m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田正寿騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

6歳（1996年）

1月3日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、一般B（中津ダート1620m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田正寿騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

1月20日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた20戦目は、一般B（中津ダート1620m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田正寿騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田正寿騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた22戦目は、大分県馬主会長賞特別（中津ダート1760m 曇/不良）に出走。鞍上は中西達也騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた23戦目は、英彦山賞（中津ダート1760m 曇/良）に出走。鞍上は吉田正寿騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。