セイウンケルン（2019年生、母オーデコロン）

セイウンケルン（2019年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ケルンの水より」。毛色は鹿毛。種牡馬のカレンブラックヒル（当時10歳）と交配したオーデコロンが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はつつみ牧場。主な勝ち鞍は2022年の一般C2十二十三十四。

経歴

デビュー前

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

7月4日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

11月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。

11月21日、連闘で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月12日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた6戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

3歳（2022年）

4月2日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた7戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

6月4日、中8週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は亀田温心騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

8月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

12月5日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、一般C2十十一十二（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2十二十三十四（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のタイムフォールに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2023年）

1月25日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

2月23日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた14戦目は、江里口裕輝騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた15戦目は、パリジャン賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江里口裕輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。