コールアウト（2002年生、母ウエストオブコディ）

コールアウト（2002年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「大声で叫ぶ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヘネシー（当時9歳）と交配したウエストオブコディが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回、中央障害1戦0勝、地方16戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

1月30日、デビュー戦はD.ボニヤ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインファイター特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ユウコウエースにアタマ差交わされて2着となった。

3月20日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ティラノサウルスにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4月30日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリアルバローズに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

6月4日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

11月22日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、古太尽特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キクノエンブレムにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月19日、中3週で迎えた7戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ディセンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

4歳（2006年）

1月24日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ガーネット特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ワンダースピードに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

2月5日、中1週で迎えた9戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

3月16日、中5週で迎えた10戦目は、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた11戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

5月15日、中4週で迎えた12戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、メイスター賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のナイキアローに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

7月3日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた13戦目は、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

8月2日、中3週で迎えた14戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、ミザール特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月10日、中5週で迎えた15戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。13着に敗れた。

10月25日、中5週で迎えた16戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルシューズ特別（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

12月6日、中5週で迎えた17戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

5歳（2007年）

3月9日、約3か月の休養明けで迎えた18戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

3月19日、中0週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた19戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般B3五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた20戦目は、一般B3二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るニイタカヴァンクルをクビ差だけ差し切って優勝

5月2日、中3週で迎えた21戦目は、時鳥賞（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた22戦目は、薫風賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた23戦目は、一般B3（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（4戦1勝）。5頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず3着に敗れた。