シルクオフィサー（2008年生、母ナイトクルーズ）

シルクオフィサー（2008年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋士官」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時16歳）と交配したナイトクルーズが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地22戦4勝。主な勝ち鞍は2013年の尾瀬特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,000万円（2万×500口）で一口馬主が募集された。

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

8月1日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

12月19日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2011年）

1月9日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月21日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

7月10日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るレノヴァティオトラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月6日、中3週で迎えた7戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカネスアドラシオンを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

4歳（2012年）

8月26日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

10月14日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5歳（2013年）

3月31日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、5着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

6月1日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（5戦0勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月22日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のガッツで渋太く持ち堪えて、最後は2着のランザンに1馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

7月7日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（7戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のストロングロビンに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月11日、中4週で迎えた15戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのUHB賞（函館芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

10月12日、中8週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（8戦2勝）。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み7着に沈んだ。

6歳（2014年）

3月30日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1400m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

5月4日、中4週で迎えた18戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の晩春ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを5馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

7月5日、中8週で迎えた19戦目は、3歳以上1600万下のテレビユー福島賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

8月2日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

9月6日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

12月7日、約3か月の休み明けで迎えた22戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のクロフネカップ（中京芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。