レノヴァティオトラ（2008年生、母タケイチイチホース）

レノヴァティオトラ（2008年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「再生（ラテン語）＋虎」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時10歳）と交配したタケイチイチホースが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大西ステイブル。戦績は、中央平地13戦0勝2着1回、地方22戦7勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の爽春特別(一般B2二)。

経歴

デビュー前

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

10月17日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた2戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 曇/不良）に出走。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

3歳（2011年）

1月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

2月27日、中4週で迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

4月16日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

5月22日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

6月11日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた9戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、シルクオフィサーに交わされて5馬身差の2着となった。

7月31日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（6戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

4歳（2012年）

1月11日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた14戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天与の負けん性を発揮して諦めることなく走り切り、3着を確保した。

1月26日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1三（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた16戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、寒明け賞（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

4月4日、中7週で迎えた17戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアルファギンガを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月4日、中3週で迎えた18戦目は、鍾馗盃（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた19戦目は、夏椿特別（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた20戦目は、荷風特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた21戦目は、ピーナッツ特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（5戦1勝）。5頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のオメガブルーグラスに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月23日、中4週で迎えた22戦目は、朝顔特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るフサイチクローバーを3/4馬身差し切って優勝

5歳（2013年）

3月12日、約6か月半の休み明けで迎えた23戦目は、桜月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた24戦目は、玄鳥特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で左海誠二騎手（8戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルキーバロンに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4月18日、中1週で迎えた25戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、爽春特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルレガーロをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

5月7日、中2週で迎えた26戦目は、立夏特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（9戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るワタリドラゴンを異次元の末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

5月31日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の緑風特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（10戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不撓のファイティングスピリットでバテずに粘り続けて、最後は2着のビクトリースガを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

10月28日、約5か月の休養明けで迎えた28戦目は、太陽光発電所オープン記念（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（11戦6勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた29戦目は、神奈川宿特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（12戦6勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた30戦目は、一陽特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（13戦6勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた31戦目は、もみの木特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（14戦6勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったラブリリックに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

6歳（2014年）

1月10日、中2週で迎えた32戦目は、鯛ノ浦特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（15戦6勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

2月21日、中5週で迎えた33戦目は、ハンデ戦の如月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（16戦6勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた34戦目は、白富士特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で左海誠二騎手（17戦6勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

5月7日、中8週で迎えた35戦目は、江戸川特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口達弥騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。