アルファギンガ（2008年生、母アルファローザンヌ）

アルファギンガ（2008年4月7日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時21歳）と交配したアルファローザンヌが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は澤田嘉隆。戦績は、地方23戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年のカーネリアンフラワー賞(C1以下)。

経歴

デビュー前

坂本昇厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2010年）

7月23日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

3歳（2011年）

2月25日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミチノクボールドを自慢の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月3日、中9週で迎えた3戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のジューンフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

6月21日、連闘で迎えた6戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハンコックを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

7月27日、中4週で迎えた7戦目は、3歳戦のカーネリアンフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（3戦2勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のグラスヘッドを半馬身振り切って3勝目を獲得した。

8月23日、中3週で迎えた8戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で沢田龍哉騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く粘り続けて、最後は2着のカトリエンペラーに1馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

4歳（2012年）

3月15日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、喜寿祝い弘・ありがとう満子記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、レノヴァティオトラに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

5月4日、中3週で迎えた11戦目は、鍾馗盃（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で庄司大輔騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダージープレミアムに6馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

6月20日、中6週で迎えた12戦目は、報知新聞創刊140周年記念（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で庄司大輔騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のサウンドボーイに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5歳（2013年）

6月21日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた13戦目は、荷風特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で庄司大輔騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた14戦目は、七夕特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で庄司大輔騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた15戦目は、ピーナッツ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で庄司大輔騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて7着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた16戦目は、日暮特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で庄司大輔騎手（7戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月10日、中4週で迎えた17戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、初秋特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた18戦目は、仲秋特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は庄司大輔騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた19戦目は、権太坂特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（9戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた20戦目は、ダフィ丸カップ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で庄司大輔騎手（10戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

12月6日、中4週で迎えた21戦目は、船橋ファイナル2013（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で庄司大輔騎手（11戦2勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて11着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた22戦目は、港町特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で庄司大輔騎手（12戦2勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

6歳（2014年）

1月7日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、一般C1二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で庄司大輔騎手（13戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。