ハンコック（2008年生、母フィアレスショー）

経歴

デビュー前

1歳のとき、松平牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、広松重信によって210万円で落札された。2歳のとき、細川牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

村上正和厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2010年）

7月21日、デビュー戦は小国博行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら先頭で通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

10月21日、中9週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月17日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小国博行騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るギキリンゼンを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月19日、中4週で迎えた6戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったダイジャヤマに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3歳（2011年）

1月2日、中1週で迎えた7戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のウェンチャンを半馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

1月22日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の筑紫野特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて、最後は2着のココモサンビーチを3/4馬身振り切って3勝目を手にした。

2月6日、中1週で迎えた9戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の日峯特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウェンチャンに6馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

5月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

5月31日、中3週で迎えた11戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、トーアウィンザーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月21日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで崩れずに走り抜いたが、アルファギンガに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

8月1日、中5週で迎えた13戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力でひたむきに粘り続けて、最後は2着のフジノフェアリーに1馬身3/4の差をつけて制した。

4歳（2012年）

4月23日、約9か月の休み明けで迎えた14戦目は、一般C2四（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた15戦目は、祝☆義人&麻衣結婚記念（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

6月13日、中3週で迎えた16戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた17戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、文月特別（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のカズノミラクルに2馬身半の差をつけて6勝目を獲得した。

7月21日、中1週で迎えた18戦目は、カンナ特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリリーをクビ差だけ差し切って断然の支持に応えた。

5歳（2013年）

2月17日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、アネモネ特別（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

3月10日、中2週で迎えた20戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、すみれ特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。

4月14日、中4週で迎えた21戦目は、マーガレット特別（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月25日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、あさがお特別（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、レコパンに交わされて2馬身半差の2着となった。

9月8日、中1週で迎えた23戦目は、地方重賞の長月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、シャイニーフェイトに3/4馬身交わされて2着となった。

9月22日、中1週で迎えた24戦目は、仲秋特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山下裕貴騎手（4戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のトリックトリートを3/4馬身振り切って断トツ人気に応えた。

10月6日、中1週で迎えた25戦目は、コスモス特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山下裕貴騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。