ラブリリック（2008年生、母ラブフォーエバー）

ラブリリック（2008年4月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時14歳）と交配したラブフォーエバーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、地方36戦13勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年のもみの木特別(一般B1二 B2一)。

経歴

デビュー前

川島正行厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2010年）

7月23日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドマベリックに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月29日、中4週で迎えた2戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のはやぶさ特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

3歳（2011年）

5月2日、約8か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳戦のびわ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず3着に敗れた。

5月30日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワタリウェーブに3馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

6月24日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳戦のローズ賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳戦のサンダーソニア賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るウミキララを途轍もない末脚でハナ差だけ差し切って3勝目を掴み取った。

4歳（2012年）

4月3日、約8か月半の休み明けで迎えた7戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、爽春特別（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るトミケンヴァーストを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

4月30日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定戦の鳥シリーズ2カルガモ特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、サクセスアイニーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月31日、中3週で迎えた9戦目は、行田「のぼうの城」賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（5戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマイネクラレットに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月4日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定戦の織姫特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（6戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るタイセイヴィグラスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月20日、中6週で迎えた11戦目は、くろうま賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（7戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

9月25日、中4週で迎えた12戦目は、九美上特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（8戦5勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

5歳（2013年）

1月9日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、牝馬限定戦のヒヨドリ賞（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（9戦5勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定戦のスズガモ賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（10戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

3月11日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のツグミ賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のレインボーカムカムに4馬身の差をつけて7勝目をつかんだ。

4月19日、中5週で迎えた16戦目は、大涌谷特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリアライズキングに3馬身の差をつけて8勝目を収める

5月24日、中4週で迎えた17戦目は、小田原市特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハテンコウに9馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月4日、中5週で迎えた18戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

8月5日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、鋸山特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（3戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

10月9日、中8週で迎えた20戦目は、古都特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（4戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミカドポーネグリフに4馬身の差をつけて優勝

12月4日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（5戦4勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に敗れた。

12月17日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた22戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、もみの木特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレノヴァティオトラに7馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

6歳（2014年）

1月3日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定戦の紅梅特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフルチャージに3馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

2月27日、中7週で迎えた24戦目は、寒梅賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦2勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

3月7日、連闘で迎えた25戦目は、白富士特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定戦のプリムラ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

4月30日、中4週で迎えた27戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

6月11日、中5週で迎えた28戦目は、入梅特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ドリームネイチヤーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

7月25日、中5週で迎えた29戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、三浦すいか特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、フリーゲンに交わされて2馬身半差の2着となった。

8月20日、中3週で迎えた30戦目は、夏だ!!プールだ!!よみうりランド賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はリュウノプリンスと並んで1着同着となった。

10月16日、中7週で迎えた31戦目は、神奈川県営水道賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月4日、中6週で迎えた32戦目は、アクアライン特別（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

12月12日、連闘で迎えた33戦目は、ターコイズ特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

7歳（2015年）

1月16日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた34戦目は、鯛ノ浦特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は本田正重騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

2月10日、中3週で迎えた35戦目は、如月特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（3戦1勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた36戦目は、早春賞（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（11戦5勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。