サクセスアイニー（2007年生、母アワーミスレッグス）

サクセスアイニー（2007年6月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋愛している（中国語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時9歳）と交配したアワーミスレッグスが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）タニグチ牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方15戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年のクラシックジュニアカップ(一般C2)。

経歴

デビュー前

梅田智之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

6月5日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1900m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた2戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

9月5日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

9月20日、中1週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

4歳（2011年）

2月25日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るポルタマリーナを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

5月6日、中9週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、アトミックに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月20日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十六十七十八（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のゴールドパンチに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月31日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2六七（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクイーンズコートを交わし去り、最後は4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月20日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、キョウワフェアリーに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、クラシックジュニアカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミリオンスイートに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月20日、中5週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた12戦目は、一般C1二（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメイショウトシイエにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

9月1日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（6戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

12月7日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（7戦3勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では不屈の闘魂で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のメガボルケーノを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

5歳（2012年）

1月11日、中4週で迎えた15戦目は、一般C1二三（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で左海誠二騎手（8戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のトップザバードに1馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

2月10日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、風来特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で左海誠二騎手（9戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

3月15日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた17戦目は、喜寿祝い弘・ありがとう満子記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で左海誠二騎手（10戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

4月30日、中6週で迎えた18戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の鳥シリーズ2カルガモ特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るラブリリックを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて7勝目をマークした。

5月31日、中3週で迎えた19戦目は、紫陽花特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた20戦目は、報知新聞創刊140周年記念（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中力騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。