キョウワフェアリー（2007年生、母クィーンヘイロー）

キョウワフェアリー（2007年3月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋妖精」。毛色は栗毛。種牡馬のアルカセット（当時7歳）と交配したクィーンヘイローが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）協和牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方28戦5勝2着6回。主な勝ち鞍は2012年の若武者争覇in船橋賞(一般C2)。

経歴

デビュー前

須貝尚介厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月30日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

3月6日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた4戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

5月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

5月22日、中1週で迎えた6戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に敗れた。

7月24日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

9月4日、中5週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

11月3日、中8週で迎えた9戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のホテルザ・マンハッタン賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るテイエムゴッタマシを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

11月17日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に敗れた。

12月10日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

4歳（2011年）

1月6日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2十四十五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

1月20日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2九十（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のカットイッタウトを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

2月22日、中4週で迎えた14戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したリアライズナッシュを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月3日、中9週で迎えた15戦目は、一般C2三四（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（4戦2勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出し、3着に入った。

5月16日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2四五（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた17戦目は、山頭信義騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山頭信義騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクセスアイニーを次元の違う末脚で半馬身差し切って3勝目を手中に収めた。

7月4日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山頭信義騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2二三（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山頭信義騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルタノホシを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目をゲットした。

8月22日、中4週で迎えた21戦目は、サンケイリビング新聞社盃（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山頭信義騎手（4戦2勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1五（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1五六（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は山頭信義騎手（5戦2勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山頭信義騎手（6戦2勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1四五（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山頭信義騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったダージープレミアムに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5歳（2012年）

1月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた27戦目は、一般C2四五（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、ロッタラックにハナ差交わされて2着となった。

3月13日、中4週で迎えた28戦目は、若武者争覇in船橋賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は山頭信義騎手（8戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアラゴルンを豪快な末脚で半馬身差し切って単勝一倍台の支持に応えた。

4月3日、中2週で迎えた29戦目は、一般C1三四（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山頭信義騎手（9戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた30戦目は、うま雑貨TOKORO杯（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山頭信義騎手（10戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したホワイトブーツを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月28日、中3週で迎えた31戦目は、浮き城のまち行田賞（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では閃光の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた32戦目は、一般C1三四（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は山頭信義騎手（11戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた33戦目は、牝馬限定戦のウミネコ賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したホワイトブーツに半馬身届かず2着に敗北した。

8月8日、中2週で迎えた34戦目は、松木裕さん孫莉衣ちゃん誕生おめでとう記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したオメガブルーグラスにクビ差届かず2着に惜敗した。

8月21日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた35戦目は、一般C1四五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

9月24日、中4週で迎えた36戦目は、雨男トミーもうすぐ40代記念（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（6戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。