オメガブルーグラス（2007年生、母アイシーサイレンス）

オメガブルーグラス（2007年3月9日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋牧草名」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時12歳）と交配したアイシーサイレンスが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回、地方21戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、原禮子によって4,200万円で落札された。

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

7月19日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は452kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、エステーラブにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

8月22日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

12月13日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のネイルダウンをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（2010年）

1月17日、中4週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

3月14日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

4月17日、中4週で迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

5月22日、中4週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

9月4日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

10月2日、連闘で迎えた10戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

4歳（2011年）

1月29日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた12戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

7月24日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

9月20日、中7週で迎えた14戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた15戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

10月25日、中2週で迎えた16戦目は、金風賞（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた17戦目は、小春日賞（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

12月9日、中2週で迎えた18戦目は、除月賞（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のダージーブライアンをクビ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

5歳（2012年）

1月12日、中4週で迎えた19戦目は、笑初賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

2月7日、中3週で迎えた20戦目は、一般C1二三（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた22戦目は、啓蟄賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた23戦目は、春興賞（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

5月4日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、立夏賞（船橋ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（8戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったカネトシテンアップに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月30日、中3週で迎えた25戦目は、行田「忍城」賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で今野忠成騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

6月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、夕蛍賞（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で今野忠成騎手（10戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したキーパーにクビ差届かず2着に惜敗した。

7月20日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた27戦目は、ピーナッツ特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で今野忠成騎手（11戦1勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったレノヴァティオトラに詰め切れず、3馬身差の2着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた28戦目は、松木裕さん孫莉衣ちゃん誕生おめでとう記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で今野忠成騎手（12戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のキョウワフェアリーをクビ差振り切って優勝

9月5日、中3週で迎えた29戦目は、初秋特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で今野忠成騎手（13戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

12月7日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、除月賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

6歳（2013年）

1月8日、中4週で迎えた31戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、笑初賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

2月7日、中3週で迎えた32戦目は、寒明け賞（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（14戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

3月14日、中4週で迎えた33戦目は、啓蟄賞（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（15戦2勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

5月11日、中7週で迎えた34戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、胆沢川レース（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。