ダージーブライアン（2008年生、母シルクフローレンス）

ダージーブライアン（2008年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダージー（当時7歳）と交配したシルクフローレンスが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はフクオカファーム。戦績は、地方36戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の有りの実特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、福岡光夫から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、高岡浩行によって126万円で落札された。

椎名広明厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2010年）

11月5日、デビュー戦は繁田健一騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

12月8日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

3歳（2011年）

1月4日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた3戦目は、本多正賢騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。

1月20日、中1週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオパールブラッキーに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月21日、中4週で迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラブユウチャンに5馬身の差をつけて2勝目をマークした。

6月20日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したミラーコロを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

7月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の湘南平特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた8戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の西瓜特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のツインアタック特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のトマト特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

9月22日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の有りの実特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のリュウノマッハに2馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

10月28日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた12戦目は、落花生特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

11月15日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、小春日賞（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったブートジョロキアを3/4馬身捉え切れず2着となった。

12月9日、中2週で迎えた14戦目は、除月賞（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したオメガブルーグラスにクビ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2012年）

1月12日、中4週で迎えた15戦目は、笑初賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

3月15日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、喜寿祝い弘・ありがとう満子記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本橋孝太騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた17戦目は、春興賞（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で本橋孝太騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた18戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、2012千葉サラブレッドセール開催記念（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた19戦目は、小田原十郎梅賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月31日、中1週で迎えた20戦目は、行田「のぼうの城」賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月23日、中4週で迎えた22戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、うま雑貨TOKORO杯（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

12月30日、約5か月半の休み明けで迎えた23戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、探偵オペラミルキィホームズ賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

5歳（2013年）

1月16日、中1週で迎えた24戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、花のまち鴻巣賞（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

2月4日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2一二（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月18日、中5週で迎えた26戦目は、菜の花特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた27戦目は、こじし座特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた28戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、緑風特別（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた29戦目は、薫風特別（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

6月7日、中2週で迎えた30戦目は、へび座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

6月26日、中2週で迎えた31戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた32戦目は、こと座特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた33戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、夏祭り特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルデフィを3/4馬身振り切って久しぶりに白星を挙げた。

8月16日、中2週で迎えた34戦目は、一般C1四五六（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた35戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

12月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた36戦目は、除月賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。