テイエムゴッタマシ（2007年生、母テイエムクラウン）

テイエムゴッタマシ（2007年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大きい（鹿児島の方言）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のテイエムオペラオー（当時11歳）と交配したテイエムクラウンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は日高テイエム牧場（株）。戦績は、中央平地7戦0勝、地方15戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の一般C2二。

経歴

デビュー前

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

4月19日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着を確保した。

7月18日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

9月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

11月3日、中7週で迎えた8戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のホテルザ・マンハッタン賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、キョウワフェアリーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月23日、中2週で迎えた9戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったローレルソヒールに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月6日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2011年）

5月20日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた11戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

6月16日、中3週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた12戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のアークビショップに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月24日、連闘で迎えた13戦目は、一般C3一二イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったストロングネオに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月22日、中3週で迎えた14戦目は、一般C3一二イ（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月29日、連闘で迎えた15戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（5戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブルーラインハルトに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月18日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

9月5日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2三四（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で森泰斗騎手（9戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のレオアビリティを3/4馬身振り切って制した。

10月25日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で森泰斗騎手（10戦3勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のヒシジェントリーに1馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

11月8日、中1週で迎えた21戦目は、クラシックジュニアカップ（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で森泰斗騎手（11戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5歳（2012年）

5月3日、約6か月の休養明けで迎えた22戦目は、2012 5ツ星お米マイスター賞（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。