タイセイヴィグラス（2008年生、母テイクマイミラクル）

タイセイヴィグラス（2008年5月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時12歳）と交配したテイクマイミラクルが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は山田昇史。戦績は、地方12戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年のチューリップ特別( 牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山田昇史から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、山田昇史から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、田中成奉によって157.5万円で落札された。

内田勝義厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2010年）

11月19日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は465kg。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブラゾーハリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月14日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドターフに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3歳（2011年）

3月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のチューリップ特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメンドーサに1馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

4月15日、中5週で迎えた4戦目は、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

7月29日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、鵠沼特別（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のカンユウに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

9月2日、中4週で迎えた6戦目は、3歳S2の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

4歳（2012年）

7月4日、約10か月の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定戦の織姫特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、ラブリリックに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2013年）

7月25日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定戦の湘南江の島海の女王（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマトゥリアルカをハナ差だけ差し切って久々の一戦をモノにした。

6歳（2014年）

4月24日、約9か月の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた9戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、クロフネ・プレミアム（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて7着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた10戦目は、BTC利用者振興会特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい5着に敗れた。

6月26日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、グランシャリオ門別スプリント（門別ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

8月7日、中5週で迎えた12戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、酪農と漁業のまち・標津町特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。