ワタリドラゴン（2009年生、母ラブネスト）

ワタリドラゴン（2009年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時14歳）と交配したラブネストが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高藤茂。戦績は、地方41戦6勝2着7回。2011年のジュニアグランプリ(地方重賞)に勝利した他、2012年のかきつばた賞(一般)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

村上実厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2011年）

6月19日、デビュー戦は村上忍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は455kg。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマーライオンパークを上がり1位タイの末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

8月21日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦の若鮎賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のエスプレッソに2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

9月18日、中3週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るイブニングラッシュを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

10月17日、中3週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の若駒賞（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦3勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

11月27日、中5週で迎えた7戦目は、2歳（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、トーホクアローにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月11日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦の寒菊賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた9戦目は、2歳A（水沢ダート1600m 小雪/不良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で村上忍騎手（8戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のドクトルコスモをクビ差振り切って断トツ人気に応えた。

3歳（2012年）

4月8日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、3歳戦のスプリングカップ（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で村上忍騎手（9戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

5月20日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、3歳戦のはまなす賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で村上忍騎手（10戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のモエレアツヒメに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月9日、中2週で迎えた12戦目は、かきつばた賞（盛岡芝2400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で村上忍騎手（11戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月15日、中4週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 小雨/重）に出走。鞍上は13戦連続で村上忍騎手（12戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月16日、中4週で迎えた14戦目は、3歳戦のサファイア賞（盛岡芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で村上忍騎手（13戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のエルザブラバントを半馬身振り切って断然人気に応えた。

9月30日、中5週で迎えた15戦目は、地方重賞のOROカップ（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で村上忍騎手（14戦6勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

10月27日、中3週で迎えた16戦目は、地方重賞のOROターフスプリント（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で村上忍騎手（15戦6勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4歳（2013年）

2月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、如月特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた18戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、梅見月特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた19戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、春音特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の桜波スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず3着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた21戦目は、イースター特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた22戦目は、立夏特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、レノヴァティオトラに半馬身交わされて2着となった。

5月31日、中2週で迎えた23戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、薫風賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったハイタッチに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6月19日、中2週で迎えた24戦目は、青柳特別（船橋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

7月15日、中3週で迎えた25戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、オレンジレース開催記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた26戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、鋸山特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた27戦目は、星月夜特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた28戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、新涼特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月27日、中2週で迎えた29戦目は、佐倉牧特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の陽月特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったメイショウパーシーに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

10月29日、連闘で迎えた31戦目は、一茶特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の神楽月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったワイルドロジャーにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

12月3日、中1週で迎えた33戦目は、柊特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（6戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

5歳（2014年）

1月15日、中5週で迎えた34戦目は、睦月特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

1月29日、中1週で迎えた35戦目は、猛虎特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったフォリッドに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月7日、中4週で迎えた36戦目は、白富士特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた37戦目は、ブラッドストーン特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた38戦目は、花まつり特別（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた39戦目は、八十八夜特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた40戦目は、青葉特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったリアハッピーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

6月11日、中2週で迎えた41戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、入梅特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。