モエレアツヒメ（2009年生、母ヒミノジェリ）

モエレアツヒメ（2009年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋篤姫」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時12歳）と交配したヒミノジェリが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中村和夫。戦績は、中央平地1戦0勝、地方36戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年のホープフル。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中村和夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

佐々木由則厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2011年）

6月19日、デビュー戦は阿部英俊騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

7月25日、連闘で迎えた3戦目は、2歳（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月8日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた5戦目は、2歳（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったトーホクアローに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月5日、連闘で迎えた6戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアンダータイガーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

10月3日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、2歳（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で阿部英俊騎手（6戦1勝）。5頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず3着に終わった。

11月11日、中5週で迎えた8戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のジュニアクラウン（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

11月25日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた9戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた10戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた11戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

3歳（2012年）

1月11日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた13戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

3月14日、中3週で馬体重を前走から21kg減らして迎えた15戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（2戦0勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた16戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のあやめ賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた17戦目は、3歳B1（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦のはまなす賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったワタリドラゴンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月2日、中1週で迎えた19戦目は、3歳B1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

6月17日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、3歳B1（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた21戦目は、3歳戦の山百合レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原辰徳騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月15日、中1週で迎えた22戦目は、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 小雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で菅原辰徳騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原辰徳騎手（7戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた24戦目は、3歳B1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原辰徳騎手（8戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた25戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般B2九（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2十一（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた27戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったシゲルマンゴーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月26日、中1週で迎えた28戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた29戦目は、3歳（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

12月25日、中4週で迎えた30戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

4歳（2013年）

2月11日、中6週で迎えた31戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、4歳（浦和ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

3月31日、中6週で迎えた32戦目は、2012シーズングランドフィナーレ（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（9戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた33戦目は、優れた芸術岩谷堂箪笥レース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた34戦目は、甲子川レース（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

5月27日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた35戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、住田鶏ハラミレース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた36戦目は、絶景北山崎レース（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた37戦目は、うまっ!いわて観光杯（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（10戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。