フォリッド（2010年生、母ガールインスタイル）

フォリッド（2010年1月22日）は、日本の競走馬。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時9歳）と交配したガールインスタイルが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、地方29戦7勝2着3回。2013年の新投票所グランドオープン奥村組賞で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、小野正宏によって1,050万円で落札された。

小野望厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

4月25日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスーパーフレッシュチャレンジ競走（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は498kg。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミータローに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

5月17日、中2週で迎えた2戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のライジングスカイに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月13日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のイノセントカップ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の応援ビヤパーティーAiba浦河特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた6戦目は、2歳オープンのサッポロクラシックカップ（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた7戦目は、2歳戦のリバーサイドジュニア特別（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のコハルボルトをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

12月18日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦のサウンドホース賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（2戦2勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

3歳（2013年）

1月10日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の風波スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラッキーガールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

2月7日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦の飛翔スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、コハルボルトにハナ差交わされて2着に甘んじた。

3月13日、中4週で迎えた11戦目は、3歳戦の飛脚スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のリコーシルエットをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

4月2日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の昇竜スプリント（船橋ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、極端なハイペースでレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のガバナーリヴァイヴに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月6日、中4週で迎えた13戦目は、3歳オープンの新投票所グランドオープン奥村組賞（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったリコーシルエットに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

6月3日、中3週で迎えた14戦目は、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい15着に敗れた。

9月24日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の穂波スプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

10月31日、中4週で迎えた16戦目は、秋収めスプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

12月3日、中4週で迎えた17戦目は、疾風スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（7戦3勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた18戦目は、日高特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（8戦3勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のセイントスターをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

4歳（2014年）

1月8日、中2週で迎えた19戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた20戦目は、猛虎特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（9戦4勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のワタリドラゴンに1馬身半の差をつけて優勝

2月11日、中1週で迎えた21戦目は、日刊スポーツコンピ指数カップ（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（10戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月20日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた22戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、JA平取町びらとり和牛特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた23戦目は、ステイゴールド・プレミアム（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて6着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた24戦目は、Aiba静内祭特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた25戦目は、地方重賞の道営スプリント（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた26戦目は、ロードカナロア・プレミアム（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（3戦2勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

5歳（2015年）

3月10日、約5か月の休養明けで迎えた27戦目は、春疾風賞（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は田中力騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

4月15日、中4週で迎えた28戦目は、桜波スプリント（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（11戦5勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の閃光スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は田中力騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。