ダイシンユノ（2017年生、母ダイシンパーティー）

ダイシンユノ（2017年5月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ローマ神話の女神名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキズナ（当時7歳）と交配したダイシンパーティーが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は中原牧場。主な勝ち鞍は2020年のタガノゴールド号メモリアル記念(C2)。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

3月21日、デビュー戦は亀田温心騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は430kg。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

4月25日、中4週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

6月20日、中7週で迎えた3戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

8月22日、中8週で迎えた4戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

9月15日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

9月29日、中1週で迎えた6戦目は、一般C4-5（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のボンテンマルに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月22日、中2週で迎えた7戦目は、一般C4-2（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のライトニングレイに4馬身の差をつけて制した。

11月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、レ・コードな町新冠特別（門別ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ランテーナモアに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月9日、中4週で迎えた9戦目は、木本直騎手を鞍上に迎えて、タガノゴールド号メモリアル記念（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオウケンラブキセキに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2021年）

2月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、4歳以上C1二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木本直騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

4月13日、中6週で迎えた11戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で木本直騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

6月17日、中8週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で木本直騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

8月6日、中6週で迎えた13戦目は、キョウチクトウ賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木本直騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

9月16日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で木本直騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のマロンドクイーンをクビ差振り切って4勝目を手に入れた。

12月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた15戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

5歳（2022年）

3月12日、約3か月の休養明けで馬体重を前走からさらに18kg減らして迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

7月9日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラスの須賀川特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田純次騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

8月21日、中5週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラスの閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で嶋田純次騎手（3戦0勝）。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた19戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。16着に終わった。

11月5日、中8週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラスの飯坂温泉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田純次騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

2023年1月18日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。